大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、大腸のポリープやがんなどの病気を発見するために重要な検査です。しかし何をどれだけ制限するのかわからないという方も多いと思います。炭酸飲料について解説します。
結論:炭酸飲料は全く問題ありません
基本的には便にならないものは当日でも摂取して大丈夫!
大腸内視鏡検査は、大腸の病気を発見するために重要な検査ですが、便があると正確な検査が行えません。腸内をきれいにするために、腸管洗浄液という特殊な薬を飲んで便を全部だす必要があります。便にならない食品は基本的に制限はありません。ですから、炭酸飲料を含め、果肉の入っていない飲料は全く制限ありません。
腸内にたまっている便を出すために、検査当日(薬によっては前日から)腸管洗浄液を飲みます。腸管洗浄液は、通常の下剤と違い腹痛は起きません。効きがいいため検査当日内服し、1時間くらいしてから効いてきて、それから2-3時間で腸内の便を全部出すことができます。腸管洗浄液は、腸を強く刺激して下痢を起こすというものではなく、便を溶かして洗い流すイメージです。
気楽に検査を受けて下さい。
検査を受けるというだけで、何か病気が見つからないか不安になってしまうものです。何もなければ安心、見つかっても早い段階であれば、大きな手術をせずに治すことができるわけです。大腸内視鏡検査=大変な検査というイメージをなくして、少しでも気楽に検査を受けていただきたいと考えています。
腸管洗浄液が普及し食事制限も減りました。基本的には便にならないものであればたべるのに制限はいりません。お腹空くし検査はやりたくない!とならないためにも、食事制限を極力減らせればと考えます。固形物は便になりますので、甘い飲み物や飴で血糖値を上げて検査に臨んでいただければと思います。
不明な点は、港北肛門クリニックまでご相談ください。