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大腸内視鏡検査前にコーヒーは飲んでいいですか?

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、大腸のポリープやがんなどの病気を発見するために重要な検査です。しかしどこまで食事制限するのかわからないという方も多いと思います。コーヒーは飲んでいいのかを解説します。

結論:コーヒーは摂取しても全く問題ありません

大腸内視鏡検査は、大腸の病気を発見するために重要な検査ですが、便があると正確な検査が行えません。腸内をきれいにするために、腸管洗浄液という特殊な薬を飲んで便を全部だす必要があります。コーヒー自体は便になることもなく、腸の蠕動をよくして排便を促しますから、前日までであればミルク入りでも全く問題はありません。当日も少量であれば飲んでも構いません。しかし腸管洗浄液を飲みますので、それ以外の水分は基本的に水やお茶など透明なものをお勧めします。

便にならないものは摂取しても大丈夫!

腸内にたまっている便を出すために、検査当日(薬によっては前日から)腸管洗浄液を飲みます。腸管洗浄液は、通常の下剤と違い腹痛は起きません。効きがいいため検査当日内服し、1時間くらいしてから効いてきて、それから2-3時間で腸内の便を全部出すことができます。

腸管洗浄液は、腸を強く刺激して下痢を起こすというものではなく、便を溶かして洗い流すイメージです。腸管洗浄液の弱点は、かみ砕けていない、野菜、海藻、きのこ、果物などのかけら、豆、種などは、残渣としてそのまま腸内に置いてきてしまいます。前日までならばコーヒーなど便にならないものであれば、検査には全く支障はありません。当日でも少量であれば問題にはなりません。

気楽に検査を受けて下さい。

検査を受けるというだけで、何か病気が見つからないか不安になってしまうものです。何もなければ安心、見つかっても早い段階であれば、大きな手術をせずに治すことができるわけです。大腸内視鏡検査=大変な検査というイメージをなくして、少しでも気楽に検査を受けていただきたいと考えています。

腸管洗浄液が普及し食事制限も減りました。基本的には便にならないものであれば制限はいりません。コーヒーなども便になるわけではないので飲んでも構いません。しかし、検査当日は腸管洗浄液を中心に内服することになるため、検査に影響の少ない透明な水分を補給していただく方が無難です(コーヒーも、少量たとえばカップ1杯くらいであれば影響はありません)。

不明な点は、港北肛門クリニックにご相談ください。

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