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大腸内視鏡検査の痛みはどのくらい?苦痛のないクリニックの選び方を紹介

「大腸内視鏡検査を受けようと思っているけど痛みがあるか気になる……」
「苦痛があるなら耐えられるか心配……」

大腸内視鏡検査を受けるにあたって、こうした痛みに関する不安や悩みは誰しもあるでしょう。

肛門から大腸にかけて内視鏡を挿入するため、痛みが伴う場合があります。しかし、クリニックの痛みに対する配慮や医師の技術力によって、感じ方は大きく異なります。

この記事では、大腸内視鏡検査における痛みについて解説します。痛みが起こる原因やつらくならないクリニックの選び方を紹介しますので、大腸内視鏡検査で迷っている方は参考にしてください。

大腸内視鏡検査は痛くてつらい?

大腸内視鏡検査で生じる痛みには、個人差があります。思っていたより楽だったと感じる方もいるでしょう。

大腸は肛門からみていくと、直腸、S状結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸、盲腸と、ほぼお腹を一周しています。単なるまっすぐの管ではなく、何か所か曲がって、お腹の中に納まっていて1.5-1.6m位の長さです。大腸内視鏡検査は、肛門から終点の盲腸まで内視鏡を挿入し、よく観察しながら抜いてきます。

痛みの多くは内視鏡挿入時に起きます。大腸は意外と長く、挿入にはコツと経験が必要です。

大切なことは、痛みのメカニズムを医師がわかっているかどうかです。

一度苦痛が起きると、人間の防衛本能から腹筋に力が入り、腹圧が上がって内視鏡を押し出そうとします。これに逆らって内視鏡を押し込もうとするためにさらに痛みが増強するという悪循環に陥ります。この悪循環を断ち切らないと苦痛の少ない検査はできません。

痛みの原因は様々ですが、よくある原因をもとに解説します。

  1. 患者さんが不安から緊張している場合
  2. 大腸が癒着している場合
  3. 大腸が長くのびてしまう場合
  4. 腸が過敏で蠕動運動が強い場合

1.患者さんが不安から緊張している場合

体に力が入り、腹筋も固く緊張し、腹圧が上がってしまいます。そのためにさきに述べた通り、痛みの悪循環に陥ります。検査前からリラックスできるように、環境をととのえることも大切です。そのためには鎮静剤を使用するのも効果があります。

2.大腸が癒着している場合

お腹の手術歴があると、大腸が癒着している可能性があります。多くはS状結腸が癒着します。癒着していると腸の屈曲が強くなり、内視鏡が通過しづらくなります。無理に押し込もうとすると腸に圧がかかって、過伸展するために痛みが起きます。

3.大腸が長くのびてしまう場合

大腸はおなかの中でぶらぶらしている部分と固定されている部分とがあります。S状結腸と横⾏結腸は、曲がっている上に固定されておらず、内視鏡挿入時は長く伸びやすい部位です。無理に押し込んで挿入することで、過伸展による痛みがでます。先に述べた通り、痛むと悪循環でさらに痛みが増します。

4.腸が過敏で蠕動運動が強い場合

体質的に過敏な方は内視鏡に対しても過敏に反応して、腸が過剰に動き、内視鏡を押し出そうとします。これに逆らって押し込むことで痛みが発生します。この場合は、過伸展だけでなく過剰に起きる腸蠕動による痛みも伴います。

その他、術者が未熟で、時間がかかったり、空気を多く入れすぎた場合にも苦痛が出てしまいます。無理せずに熟練した医師に交代することが大切です。

内視鏡を苦痛なく挿入するためには、まずは患者さんの緊張をとり、腸を過伸展しないように丁寧に挿入し、適切なガスの量でしっかり観察して、短時間で検査を終えることです。

そのために鎮痛鎮静剤を用いた麻酔がとても有効なことがあります。

自分が緊張しやすいか、お腹の手術歴があるかなど事前にお伝えいただければ、安心して検査を受けられるでしょう。

大腸内視鏡検査は麻酔の使用で痛みをほぼ感じなくなる

近年では、内視鏡機器や技術の発達により、以前よりもスムーズな挿入が可能になりました。とはいえ、まだまだ痛みや苦痛を感じる方が多いのも現実です。

そこで麻酔をすることで、眠った状態やそれに近い状態になり、痛みや不快感をほとんど感じません。

痛みや不快感を大きく軽減できるため、痛みへの不安や恐怖心が強い方は、麻酔も視野に入れておくといいでしょう。

麻酔は、腕から鎮痛鎮静剤を注射します。麻酔が切れる時間は個人差がありますが、おおよそ1〜2時間でしっかり目が覚めてから帰宅していただきます。

お車を自ら運転して帰宅するのは危険であるためおやめいただかなければいけません。

痛みでつらくならない大腸内視鏡検査クリニックの選び方

ここでは、大腸内視鏡検査の痛みでつらくならないクリニックの選び方を5つ紹介します。

  1. 消化器内視鏡専門医が検査を行っているかどうか
  2. 大腸内視鏡検査の実績が多いかどうか
  3. 希望に応じて麻酔を行っているかどうか(同意を得て行っているかどうか)
  4. 最新の機器が装備されてるかどうか
  5. 回復室が完備されてるかどうか

大腸内視鏡検査は専門性が高いこともあり、医師の技術⼒や経験値により痛みの程度が異なります。経験豊富な専門医が在籍し、検査を行っているかどうかは重要なポイントです。

検査の実績が多いということは、検査がスムーズに行われていることの証です。検査がスムーズに進むということは苦痛のない検査が行われているということになります。

痛みへの配慮(鎮痛鎮静剤の使⽤など)があるかどうかは大切です。ただし、麻酔が簡単ですべて安全かというとそうではありません。深く麻酔すれば呼吸状態が悪くなったり、血圧も下がります。痛みの反応がないので、無理な内視鏡挿入をしたら腸に傷をつけることにもあります。全員の方に麻酔を行うのは、これはこれで技術的に問題があるかもしれません。麻酔は必須ではなくあくまでも補助的に使用するもので、使用するかどうか希望を聞き、そのリスクも確認したうえで同意をえて使用します。

内視鏡の機器はどんどん良くなっています。専門施設は最新の装置を導入していますから、より安心して任せられます。

麻酔を行った場合は、検査後1-2時間しっかり目が覚めるまで休んでいただく必要があります。そのための回復用のベッドが確保されているかどうかも大切です。

痛みでつらくない大腸内視鏡検査なら港北肛門クリニック

大腸内視鏡検査を受けるなら、港北肛門クリニックにお任せください。港北肛門クリニックは、横浜の大腸肛門専門クリニックです。

院⻑をはじめ検査を担当する医師は、大腸や肛門周辺の専門医です。外科学会や消化器外科学会、大腸肛門病学会、消化器内視鏡学会などの数多くの専門医資格を保有しています。

港北肛門クリニックの大腸内視鏡検査は、年間2,500件と実績が豊富なのも特徴です。

医師だけでなくスタッフも大腸内視鏡検査のことを熟知しているので、できるかぎり不安なくリラックスして検査を受けていただけるように努めています。

機器は常に最新のものを使用し、精度の高い検査を可能にしています。

院内はバリアフリーになっているため、小さいお子さんや高齢の方、車椅子の方まで幅広い方が利用しやすい作りになっています。内視鏡室を始めとする洗腸室や回復室などは、プライバシーに配慮した作りになっています。

港北肛⾨クリニックの⼤腸内視鏡検査では、希望を伺い必要に応じて鎮痛鎮静剤も使⽤しています。

また、腸管洗浄液の摂取がどうしても難しい⽅には、対応⽅法の相談に乗ってもらえるなど、患者さん に寄り添ったケアをしている点もポイントです。

⼤腸内視鏡検査の痛みに対する恐怖⼼や不安感が強い⽅は、経験豊富な専⾨医が担当する港北肛⾨クリニックにご相談ください。

大腸内視鏡検査の痛みに関するよくある質問

ここからは、大腸内視鏡検査の痛みに関するよくある質問を紹介していきます。

検査の痛みに不安を感じている方や、疑問がある方はぜひチェックしてみてください。

大腸内視鏡検査後も痛みが続くことはありますか?

大腸内視鏡検査は、検査後もお腹の痛みや膨満感が続くことがあります。

大腸内視鏡検査は、空気を⼊れて腸内を広げて病変の有無をくまなく観察します。腸内が広がることで、内視鏡が進みやすくなり、より疾患を見つけやすくなります。

しかし、空気が多く入ることで、検査が終わった後もしばらく腸内に空気が残った状態になることがあります。空気が抜けないと腸管が膨らんだ状態が続くため、お腹が張って苦しく感じたり、痛みを感じることもあるでしょう。

しかし、できるだけ空気を抜いて検査を終了しても、しばらく腸内に空気が残った状態になります。

通常は、2〜3時間で抜け、痛みや膨満感は⾃然と治まります。

腹痛が続いたり⾎便が出たりしている場合には、検査を受けたクリニックへ相談してください。

大腸内視鏡検査はどれくらいの時間で終わりますか?

検査自体は30分以内に終わることがほとんどです。スムーズにいけば来院してから1時間以内に帰宅でします。

検査の際に鎮痛鎮静剤を使用した場合には、検査後も効果が切れるまで1〜2時間ほど休んでから帰宅しますから、全体で2〜3時間はかかるでしょう。

また、クリニックによっては、来院してから検査前の腸管洗浄液を飲むこともあります。

その場合、2〜3時間かけて腸管洗浄液をのみ、腸をきれいにしてから検査を行います。検査全体にかかる時間は、早い⼈でも4〜5時間かかると思っておくといいでしょう。

大腸内視鏡検査は麻酔なしでも痛みは大丈夫ですか?

痛みの感じ方は個人差が大きいです。同じ検査を麻酔なしで受けていても、ほとんど痛みを感じなかったという人もいれば、耐えがたいほど苦痛だったと感じる人もいます。

過去に腹部の開腹⼿術歴があり癒着が懸念されたり、腸に炎症がある場合や⼈は、痛みが出やすいため、⿇酔に対応しているクリニックだと安⼼です。

経験が豊富な内視鏡専門医であれば、⿇酔なしで苦痛なく検査できるかもしれません。

⿇酔をすることに抵抗がある⼈は、適切なクリニックを選び、⿇酔なしで検査を受けても良いでしょう。

痛みに弱いという理由でも、鎮痛鎮静剤は使用できますか?

痛みへの不安や恐怖心が強い人も、鎮痛鎮静剤を使用できます。大腸内視鏡検査は定期的に受けることが推奨されている検査の一つです。

検査中の痛みがトラウマとなってしまい、二度と検査を受けたくないと感じてしまうくらいなら、鎮痛鎮静剤を使用した方がいいでしょう。

まとめ:大腸内視鏡検査の痛みで不安なら安心できる医療機関を選ぼう

大腸内視鏡検査は、大腸がんをはじめとする腸の疾病の早期発見や治療につながる大切な検査です。

定期的な検査を受けたい、受けなければいけない方もいるでしょう。万が一、検査を受けずに発見が遅れれば、取り返しのつかない事態にもなりかねません。

そこで、大腸内視鏡検査の痛みが不安な場合は、経験豊富な専門医師が在籍している、痛みへの配慮があるクリニックを選びましょう。