横浜の肛門科なら港北肛門クリニック【ご予約不要】都筑区・港北区・川崎市・青葉区・緑区エリア対応の大腸肛門科/肛門外科
虎の門病院医師ネットワーク会員

切れ痔に悪いのはどっち?軟らかい便(軟便あるいは下痢便)か硬い便(硬便)か?

一般的に便が硬いくて、切れた(切れ痔になった)とよく言われます。確かに硬い便を出す時には気張ってしまい、腫れたり切れたりすることがあります。ですから、硬い便が悪くて、軟らかい便がいいと思われがちです。

本当に軟便がいいのでしょうか?

切れ痔になりにくい便について解説していきます。

理想的な便は、バナナ状の太くで繋がっている便です!

えっ?ウソでしょ??と思われる方も少なくないと思います。しかし、本当です。

下痢を含めて軟便の排便習慣の場合、まず排便の回数が増えてしまいます。何度も排便すると肛門の皮膚がただれ切れやすくなったり、かゆくなったりしてしまいます。そのために切れ痔にもなりやすくなってしまいます。

肛門が痛くなると排便しにくくなるため、もっともっと柔らかくしてだそうとします。病院に行っても、下剤を出されるケースもあります。、悪循環に陥ってしまって、一向に切れやすい状態から抜け出せなくなってしまいます。

発想を変えなければなりません。細く出ていれば、症状が出にくいために、“よかった。軟らかく出ていれば切れないんだ”と軟便で出たことに安堵してしまいます。しかし、次の日、ややまとまった便が出てしまうと、“痛っ!切れた!”となります。つまり、軟便の時は切れていても症状が出にくいだけで切れ痔は治ってないことが多いのです。

ですから、軟便にして切れ痔を治す治療をしても、一度治ってもよく切れる、切れやすい肛門のままになってしまいます。

硬便を出す習慣をつけて、切れ痔にならない肛門にして行きましょう!

バナナ状の排便をしている方は切れません。切れてもすぐに治ります。肛門が広がりやすくなっているからです。細く軟らかい排便にならしてしまうと肛門がそれになれてしまい、長く続けると肛門が狭く細くなってしまします。すなわち、切れやすい肛門になってしまいます。

特に下痢には気を付けて下さい

水分を多めに摂りましょう。食物線維を多めに摂りましょう。など日常的に言われます。しかし注意してください。お腹を壊すほどに摂取してはいけません。特にひどく下痢をすると、切れるだけでなく、肛門に細菌が入って痔瘻(肛門周囲膿瘍)になることもあります。

便の硬さは、体質もありますが、食生活との関係は大いにあります。特に飲酒は最も気を付けないといけません。人と自分は違うことをしっかり自覚して、自分に合った食事内容、ストレス解消、運動などを取り入れて腸の調子を整えるようにしていただきたいと思います。

悩んだら、港北肛門クリニックを受診してください

腸の健康についても取り組んでいます。お気軽にご相談ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です