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薬剤性大腸炎とは?症状の特徴・治療方法について解説|港北肛門クリニック

薬剤性大腸炎

抗生物質などの薬剤で発症する大腸炎です。腹痛、下痢、下血などの症状が出ます。
内服を始めて、3~4日目での発症が多いです。
出血性大腸炎と偽膜性腸炎があり、薬剤を内服していたという経過と大腸内視鏡検査から診断します。
偽膜性腸炎は、ある特定の細菌(クロストリジウム菌)感染により引き起こされ、内視鏡では特徴的な所見(小さく隆起した多数の結節)を認めます。

治療について

出血性大腸炎は、原因になっている抗生物質を中止し、絶食や食事制限し、点滴などの治療を行うことで完治します。
偽膜性腸炎は、クロストリジウムに対する薬剤(バンコマイシン、メトロニダゾール)を用います。