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健康に役立つコラムをご紹介

どうしていぼ痔になるの?

いぼ痔は痔核と言われ、外痔核と内痔核に分けられます。しかし同じ痔核と言ってもその性質は全く違います。
外痔核は、血の塊ができて、肛門の縁のところにふくらみができます。突然にできて、数日のうちに膨らみがピークを迎えます。小さく柔らかいものは数日で消失しましが、大きく硬いものは治るのに2週間から1-2か月かかるものまであります。ただ、痛みがあったとしても、1週間以内には痛みはなくなります。
外痔核の原因は様々で、排便するのに気張りすぎたり、下痢しすぎたり、飲酒しすぎたり、夜更かしして寝不足したり、普段よりも長く座りすぎたり、筋トレやスポーツなどをやりすぎたりなどなど、概して疲れや不摂生により発生します。
原因が何であれ、外痔核が発生した場合は、お薬を使用しながら基本的に横になって安静が必要となります。早く治したい場合は、血栓摘出術といって血栓を取り除く方法もありますが、安易に行うと、出血が止まらなかったり、余計に腫れてしまうこともあるため、慎重に行う必要があります。
いずれにしても、外痔核はいずれ消失しますが、繰り返した場合など皮垂という “皮膚のたるみ”で残る場合もあります。

内痔核は狭い意味ではいぼ痔のことを指すといえます。内痔核は外痔核と違い、消失しません。もとはすべての人にある肛門クッションと言われる膨らみで、中身は静脈の集まり(静脈叢)です。それが排便習慣や日常生活などを通して、膨らんだりしぼんだりを繰り返し、静脈叢が大きくなった場合に静脈瘤となり、血液を多く含むようになります。つまり、静脈の壁の線維が断裂する(体質もあるかも?)などしてだんだんに大きく拡張し、より多くの血液が貯まるようになります。それと相まって起きるのが、肛門クッションを支えている支持組織(肛門内に引き上げている組織)なるものも緩みです。これが体質なのか排便習慣なのかはわかりませんが、弱くなって伸びてしまい支えきれなくなります。それにより肛門クッションが垂れるようになると、ますます血流が悪くなり肛門クッションに血液が貯まるようになります。それが内痔核の発生です。内痔核は血液が内部に血が貯まってパンパンになってしまい、破れて出血します。血液の貯まり方で、紙につくだけのこともあれば、ぽたぽた垂れたり、シューっと音をたてて飛びちることもあります。さらに痔核が中から外に押し出されるような力、すなわち重力が働き、徐々に外に向かって垂れてきます。そして肛門から出るようになり脱肛するようになります。
痔核は、親子でみられるケースが多いことからも、体質的な要因が大きいと考えられます。つまり、痔になりやすい体質があると考えられます。それにプラスして、生まれてから身に着けたその人なりの排便の仕方(気張りの程度など)や腹圧を高めるようなスポーツ、飲酒の習慣などが加わり、悪化するものと思われます。

内痔核は一生消失せず、消長を繰り返しながら悪化していきます。痛みがなく、出血の程度も軽く、脱肛したらうまく戻すなど、一生付き合っていくことも可能かもしれませんが、悩むようであれば、根治手術をお勧めいたします。


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どうしていぼ痔になるの?

いぼ痔は痔核と言われ、外痔核と内痔核に分けられます。しかし同じ痔核と言ってもその性質は全く違います。
外痔核は、血の塊ができて、肛門の縁のところにふくらみができます。突然にできて、数日のうちに膨らみがピークを迎えます。小さく柔らかいものは数日で消失しましが、大きく硬いものは治るのに2週間から1-2か月かかるものまであります。ただ、痛みがあったとしても、1週間以内には痛みはなくなります。
外痔核の原因は様々で、排便するのに気張りすぎたり、下痢しすぎたり、飲酒しすぎたり、夜更かしして寝不足したり、普段よりも長く座りすぎたり、筋トレやスポーツなどをやりすぎたりなどなど、概して疲れや不摂生により発生します。
原因が何であれ、外痔核が発生した場合は、お薬を使用しながら基本的に横になって安静が必要となります。早く治したい場合は、血栓摘出術といって血栓を取り除く方法もありますが、安易に行うと、出血が止まらなかったり、余計に腫れてしまうこともあるため、慎重に行う必要があります。
いずれにしても、外痔核はいずれ消失しますが、繰り返した場合など皮垂という “皮膚のたるみ”で残る場合もあります。

内痔核は狭い意味ではいぼ痔のことを指すといえます。内痔核は外痔核と違い、消失しません。もとはすべての人にある肛門クッションと言われる膨らみで、中身は静脈の集まり(静脈叢)です。それが排便習慣や日常生活などを通して、膨らんだりしぼんだりを繰り返し、静脈叢が大きくなった場合に静脈瘤となり、血液を多く含むようになります。つまり、静脈の壁の線維が断裂する(体質もあるかも?)などしてだんだんに大きく拡張し、より多くの血液が貯まるようになります。それと相まって起きるのが、肛門クッションを支えている支持組織(肛門内に引き上げている組織)なるものも緩みです。これが体質なのか排便習慣なのかはわかりませんが、弱くなって伸びてしまい支えきれなくなります。それにより肛門クッションが垂れるようになると、ますます血流が悪くなり肛門クッションに血液が貯まるようになります。それが内痔核の発生です。内痔核は血液が内部に血が貯まってパンパンになってしまい、破れて出血します。血液の貯まり方で、紙につくだけのこともあれば、ぽたぽた垂れたり、シューっと音をたてて飛びちることもあります。さらに痔核が中から外に押し出されるような力、すなわち重力が働き、徐々に外に向かって垂れてきます。そして肛門から出るようになり脱肛するようになります。
痔核は、親子でみられるケースが多いことからも、体質的な要因が大きいと考えられます。つまり、痔になりやすい体質があると考えられます。それにプラスして、生まれてから身に着けたその人なりの排便の仕方(気張りの程度など)や腹圧を高めるようなスポーツ、飲酒の習慣などが加わり、悪化するものと思われます。

内痔核は一生消失せず、消長を繰り返しながら悪化していきます。痛みがなく、出血の程度も軽く、脱肛したらうまく戻すなど、一生付き合っていくことも可能かもしれませんが、悩むようであれば、根治手術をお勧めいたします。


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